膣内の異物の意外な正体
こんにちは、ファイトクリニックのドクター林です。本日のテーマは「膣内の異物の意外な正体」についてです。
夏は性的ホルモンが活発になり、性的刺激に反応しやすいせいか、初めてセックスを経験する人も多いようです。なかには、部屋に閉じこもってセックス三昧の夏を過ごした、という若いカップルも少なくありません。
ある意味好奇心旺盛なカップルから受ける質問の中に、「彼女の膣の中で異物を感じる。何か悪い病気ではないか」というものがあります。
セックスしても相手のことは気にせず、自分がイクことばかりに熱中している人にはわからないかもしれませんが、膣を探ると、尿道の腫れなどを感じる場合があります。問題になるのは、膣壁に沿った奥にある硬く大きな腫瘍のようなものです。
実はこれ、大便の塊なのです。
女性の中にはセックスをした後にお通じが良くなったという人がいますが、それは、セックスで腟側から刺激を受けた結果、排便に関係する神経が刺激されて、便意を催したというわけです。
人間の体というのは実に不思議ですね。